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透明な微妙なシェイプ

全日本ラリー第5戦のレポートをご覧ください

【Day1 =10.Jun.2017=】

2 月にスノーラリーで開幕した 2017 年の全日本ラリー選手権は、再び群馬県嬬恋村に戦いの舞台が用意された。

第 5 戦と なる「モントレー2017 in 嬬恋」は、2012 年に 9 年ぶりとなる全日本復活を果たした伝統の一戦であり、2 回の渋川市開 催を経て 2014 年から嬬恋村にホストタウンを移した。 国内有数のキャベツ産地としても知られる嬬恋村、今年もパルコール嬬恋スキーリゾートに拠点を構えての開催。

しかし 昨年までの名物ハイスピード SS(スペシャルステージ)だった「Panorama」が無くなった一方、県境を超えて長野県の菅平地区に新たな SS として「Minenohara」が設けられるという変化もある。

さらに開催時期も、これまでは 7 月や 8 月の下旬だったものが、今年は 6 月中旬へと早められた。過去 3 回はともに天候 の変化が勝負を分ける鍵にもなってきたモントレーだが、今年はラリーウィークに入って関東甲信地方が梅雨入り、結果 としてはやはり天候に翻弄される一戦となった。


山本悠太/藤田めぐみ組は「Sammy☆k-one☆ルブロス YH 86」で JN4 クラスに参戦しているが、山本は昨年のモント レーに JN2 クラスで出場して全日本ラリー選手権初優勝を飾っている。自信を持って臨んだ山本はオープニングステージ の「Gunmazaka 1」からステージベストを刻んで好スタートを見せると、3 連続ベストの快走でリードを構築していく。 サービスパークに隣接する 0.491km のギャラリーステージ こそベストを譲るも、1 回目のサービスを経て迎えた SS5 か ら再びベストを連発、新設された「Minenohara 1」を含む 3 連続ベストで 2 回目のサービスイン。

この時点で 2 番手の ライバルに対して 11.9 秒のマージンを構築した。 しかし、セクション 1 は太陽が照らしていた路面だが、セク ション 2 に入って空は灰色の雲に覆われて SS6「Omae Suzaka UP 2」ではポツポツと雨も落ちてきた。

もっとも、この SS6 では路面がウェットに転じるほどの降りにはならなかったが、県境を超えて「Minenohara」の 1 回目を走って いる間に空は暗い雲が占め、冷たい風も吹き始めていた。 そして、リモートサービスの間に雨が降り始めて路面はウェットへと転じてしまう。さらに「Minenohara」の 2 回目は 霧も出てタフなコンディションへと転じた。そんな中、「Minenohara」の 2 回目は経験値に勝るベテランのライバルにベ ストを譲るも、山本/藤田組もセカンドベストで食らいついて行く。

Day1 の締めくくりは 3 回目のリピートとなる「Omae Suzaka UP」、ウェットに転じたこのステージで山本組は 7 回目の ベストを叩き出し、2 番手に 16.0 秒差をつけるクラストップで初日を終えた。


【Day2 =11.Jun.2017=】

天候に翻弄された前日のDay1とは打って変わって、日曜日のDay2は終日好天に恵まれた。残るSS合計距離は25.479km、 リードしている秒数としては有利な山本組だが、もちろんワンミスで逆転を許す可能性もあるので気を引き締めて臨む。

この日は Day1 で走ったステージを逆方向に使うリバース設定、概ね下りが主体となる。オープニングの SS10 から 2 番 手のライバルがチャージ、ベストを刻んだのに対して山本組はサードベストで差は 2.4 秒縮まる。しかし続く SS11 では 山本組がベスト、サードベストのライバルとは 2.1 秒差。

この山本組の力走が焦りを誘ったか、SS12 でライバルがコ ースオフからリタイア、対する山本組は連続ベストでトップ のポジションを盤石のものとした。

山本組は続く SS13 のギャラリーステージも制すると、その まま安定した走りでマシンをフィニッシュへと運んだ。 JN4 クラスに移籍した今シーズン、待望の初優勝は昨年も 制しているモントレー で達成。 TRD × NUTAHARA PROSPEC DAMPER を装着した車両としても全日本選手権初優勝となり、ドライからウェットまでの幅広い路面コンデ ィション、さらにハイスピードからテクニカルまでの多彩な道で優れたポテンシャルを実証した。


■Driver Comment

モントレーはハイスピードで雨が多いというイメージで、それは僕にとって苦手要素なのです。 しかし、前戦で車の動かし方がある程度分かってきたので、タイムの出る走らせ方を SS1 から 実践出来たことは勝因のひとつです。ダンパーを中心としたセットアップも自分が臨む方向に なったので、自信を持って車を走らせることが出来ています。「Minenohara」の 2 回目、霧の中は“攻めるところではない”という思いと“ここは大きく差がつくところだ”という葛藤が あったのですが、結果的には上手くバランスをとれたところで走れたと思います。しっかりと 優勝という結果を残せたのでホッとしていますし、支えてくださるみなさんに感謝しています。

■Co-Driver Comment

昨年勝利しているモントレーということで、レッキからスムーズに戦えました。 「Minenohara」はコーナーのタイミングが掴みにくくて、1 回目ではリーディングがやや遅れ 気味になってしまうペースノートだったので、サービス中にアジャストしました。ところが、 2 回目は霧で視界が悪化したのですが、そんな中でしっかりアクセルを踏んでいけたので山本 選手の持つポテンシャルの高さを感じましたね。

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